5000mで高校歴代4位・13分31秒62の記録を持つ、濱口大和選手(佐久長聖高校)。
佐久長聖高校陸上部の主将でエースの3年生です。
気になるのは卒業後の進路ですが、中央大学に進学することが決まっています。
駒澤大学や青山学院大学などの強豪校でなかったことに驚きの声も上がっていますが、調べたところ、中央大学の2025年新入生は逸材揃いで、スカウト力がすごいことがわかりました。
この記事では、
- 濱口大和選手のプロフィールと実績
- 進路の中央大学の最近の成績
- 中央大学陸上部の2025年新入生
これらについてお伝えしますので、ご覧ください。
濱口大和のプロフィール
- 名前:濱口大和(はまぐち やまと)
- 生年月日:2006年5月3日
- 年齢:18歳(2025年1月現在)
- 出身:徳島県
- 中学:阿南市立羽ノ浦中学校卒業
- 高校:佐久長聖高等学校3年(2025年3月卒業)
- 身長:172.5cm
濱口大和選手は地元の羽ノ浦中学の頃から全日本中学陸上大会などで活躍していましたが、強豪校である佐久長聖高校に入学して才能が開花します。
記録を挙げればキリがないほどの実績ですが、学年ごとの主な記録は下記の通り。
1年生の時から全国高校駅伝のメンバー入りし、区間2位と実力を発揮しています。
- インターハイ:1500m・8位(3分54秒72)
- 国体:少年男子B3000m・2位(8分07秒66)※高1歴代2位
- 全国高校駅伝:2区・区間2位(チーム2位)
この国体少年男子B3000mで優勝したのが、「世代最強」の称号を争うライバルの鈴木琉胤(るい)選手(八千代松陰)。
※鈴木琉胤選手の進路については、鈴木琉胤(るい)の進路は早稲田大学!山の名探偵が八千代松陰OB!をご覧ください。
大学進学後も実業団に行っても、良きライバルになりそうですね。
- インターハイ:1500m・4位(3分50秒45)
5000m・8位(13分57秒16)※14分切り! - 日体大記録会:5000m16組・1位(13分38秒40)※高2歴代1位!
- 全国高校駅伝:4区・区間2位(チーム優勝・大会新)
- 世界クロカン:U20男子8km・22位(24分29秒)
濱口大和選手の名前が広く知られるようになったのは、高校2年の9月に行われた日体大記録会でしょう。
5000mの16組に登場し、当時の10000m日本記録保持者・相澤晃選手(旭化成)に競り勝ち組1位となったのです。
出場した高校生の中では、折田壮太選手(当時須磨学園3年→青山学院大学)に次ぐ2番目の記録でしたが、
「相澤に勝った高校生ヤバい」
と話題になりました。
また、世界クロカンでU20での日本代表デビューをしています。
- U20日本選手権:3000m・優勝(8分01秒92)
5000m・優勝(13分44秒99) - U20世界陸上:3000m・9位(8分24秒60)
5000m・13位(14分16秒29) - 国体:男子少年A5000m・優勝(13分40秒65)
- 日体大記録会:NCG5000m・5位(13分31秒62)※自己ベスト!高校歴代4位!
- 全国高校駅伝:※12月22日開催の結果を追記します
11月の日体大記録会では、同学年でWエースとも言える佐々木哲選手も14分切りを果たしています。
自己ベストの13分31秒62はもちろん素晴らしい記録ですが、コンスタントに13分40秒あたりで走れているのが、非常に有望ですね。
世界での経験も着実に積んでいっています。
濱口大和の進路は中央大学!
濱口和選手の進路は、
中央大学
です。
藤原正和監督率いる中央大学は、吉居駿恭選手(仙台育英)や溜池一太選手(洛南)が活躍する名門。
箱根駅伝では、14回の歴代最多優勝回数を誇ります。
しかし、最近は他校に押され気味なのも事実。
年度 | 出雲 | 全日本 | 箱根 |
---|---|---|---|
2020 | 中止 | 不出場 | 12位 |
2021 | 不出場 | 8位 | 6位 |
2022 | 3位 | 7位 | 2位 |
2023 | 7位 | 4位 | 13位 |
2024 | 不出場 | 12位 | ? |
濱口選手は世代ナンバーワンと言われるほどの選手なので、駒澤大学や青山学院大学など複数の大学から声がかかっていたはずですが、中央大学を選択したのですね。
実は佐久長聖高校から中央大学への進学は珍しいケースです。
筆者の記憶では、2009年入学の佐々木健太選手以来ではないでしょうか。
濱口選手が中央大学を選んだ理由はまだ語られていませんが、中央大学の今年のスカウト力が強力だったことは確かなので、次の章でご紹介します。
13分台3人入学で中央大学のスカウト力がすごい!
2024年12月10日に、中央大学陸上部スポーツ推薦の合格者が発表されました。
長距離は濱口大和選手を含めて9名。
名前と高校、5000mのベストタイムは次の通りです。
- 濱口大和(佐久長聖)13分31秒62
- 三宅悠斗(洛南)13分54秒72
- 辻誉(福岡第一)13分57秒72
- 石川蒼大(鳥栖工)14分04秒98
- 長谷川大翔(須磨学園)14分08秒75
- 生江倫太郎(学法石川)14分08秒82
- 安東海音(和歌山北)14分13秒49
- 杉本憲亮(高田)14分23秒02
- 井上優人(洛南)14分23秒65
- 13分台が3人
- 9人全員が14分30秒切り
- 杉本憲亮選手の高田高校以外は全国高校駅伝出場校
これにはファンも大いに沸いています。
中央のスカウト素晴らしい
— taishi@駅伝 (@omraisu_ekiden) December 10, 2024
濱口世代は岡田世代と並ぶほど素晴らしい
中大ファンの皆さん僕が保証します
来年から中大黄金期だろこれ
しかし中央大学のスカウトとんでもないな…
— iBiS(アイビス) (@Sports_iBiS) December 11, 2024
9人全員が14分30秒切り、うち13分台が3人。
20秒台の2人も3障で実績アリ。
しかも9人中8人が今度の都大路に出走する可能性があるのか…
凄まじいの一言に尽きる。
(余談)
濱口大和くんは進路横浜DeNAベイスターズじゃないのね(殴
全盛期の勢いを取り戻しに行く!という中央大学の強い意気込みが感じられるスカウトですね。
まとめ
この記事では、5000mで高校歴代4位の記録を持つ注目選手、佐久長聖高校・濱口大和選手の進路についてお伝えしました。
2025年4月からは、中央大学陸上部に入部する濱口選手。
3大駅伝で走る姿を楽しみにしています!
こちらも:鈴木琉胤(るい)の進路は早稲田大学!山の名探偵が八千代松陰OB!