東京日本橋にある明治20年創業の老舗すし店「都寿司」の5代目店主、山縣秀彰容疑者が逮捕されました。
逮捕容疑は、2024年5月10日深夜、中央区内の路上で面識のない20代女性に性的暴行を加えた、不同意性交容疑です。
本人は、「女性とは同意がなかった」と容疑を認めているということです。
「都寿司」は、代々続く老舗の寿司店。
山縣秀彰容疑者は、4代目・山縣正さんのお嬢さんの夫で婿入りしていました。
また、かつてはテレビ番組にも出演した経歴もあり、今回の逮捕には衝撃が走っています。
この記事では、
- 都寿司の歴史
- 歴代店主
- 5代目・山縣秀彰の妻は4代目の娘
- テレビ番組出演時の様子
これらについてお伝えしますので、ご覧ください。
山縣秀彰(都寿司5代目)の妻は4代目の娘で婿養子!
都寿司の歴史
都寿司の初代は山縣太三吉氏。
京都から上京し、現在の地で独立開業したそうです。
店名の「都」は、明治の前までは京都が都だったことから、出身地を思ってつけたのではないかと言われています。
それから140年近く養子縁組もしながら代々続いている老舗で、修業をしたお弟子さんたちが名職人として、全国各地で系譜を継承。
都内でも特に予約難度が高いことで知られ、ミシュランで1つ星を獲得したこともある寿司店も、都寿司出身として知られています。
歴代店主
代々の店主は次の通りです。
- 初代:山縣太三吉
- 二代目:山縣浅七
- 三代目:山縣曻太郎(1950年~)
- 四代目:山縣正(1986年~)
- 五代目:山縣秀彰(2001年~)
初代~三代目が実の親子なのか、養子なのかは情報がありませんでしたが、三代目・曻太郎氏は四代目・正さんの父親です。
戦争で店の継続が難しくなり、戦後曻太郎氏は自転車修理業を営んでいたそうです。
その資金で1950年に見事に「都寿司」を再開。
四代目の正さんは人望もあり、全国すし商生活衛生同業組合連合会(全国すし連)の会長も務めていらっしゃいました。
都寿司の看板には「鮨は活き、料理は夢」とありますが、これは四代目・正さんが、
寿司屋はお寿司ばかり握っているようじゃまだまだダメで、お料理も取り入れていかなきゃならない
と考えたモットーとのことです。
5代目・山縣秀彰の妻は4代目の娘
四代目の山縣正さんの娘・里恵子さんの夫が、山縣秀彰氏。
養子に入り、義父の正さんを継いで2001年から店主を務めています。
妻の里恵子さんは、毎朝4時半から米研ぎをしてお店を支えているといいます。
五代目になってからは、instagramなどでも積極的に情報を発信し、若い方や女性同士のお客様も増えたそう。
SNSでも紹介されている「笹切り」は包丁の技術向上のためだそうですが、切り絵アートのようで素晴らしいですね。
そんな順風満帆な生活と思われた山縣秀彰氏ですが、今回、不同意性交容疑で逮捕。
奥様やお店が心配ですね。
5代目・山縣秀彰と妻はテレビ番組にも出演!外国人に指導
都寿司は以前から雑誌などで度々取り上げられるお店でしたが、2023年4月放送の、テレビ東京「世界!ニッポン行きたい人応援団」にも登場しました。
アメリカに住む、寿司をこよなく愛し独学で握り寿司を作るエリックさんを日本に招待。
老舗店で寿司を学ぶという展開でした。
その修行先が「都寿司」で、お世話をして指導したのが山縣秀彰氏。
江戸前の基本、「締める」「漬ける」「焼く」「シャリ切り」を指導し、「シャリ切り」は普段も担当している妻の里恵子さんが教えてあげました。
最後は店で使用しているのと同じまな板や、エリックさんの名前入りの柳刃包丁をプレゼント。
涙あふれる感動の回でした。
都寿司の情報
- 店名:都寿司
- ジャンル:寿司・丼
- 住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-6-5
- アクセス:日比谷線人形町下車徒歩10分、半蔵門線水天宮前駅徒歩5分
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:月・日
通し営業がありがたいお店で、寿司や海鮮はもちろん、「にもの丼」も人気です。
まとめ
この記事では、日本橋の老舗「都寿司」の歴史や、5代目・山縣秀彰氏についてお伝えしました。
容疑者となってしまった山縣秀彰氏ですが、技術やおもてなしの心は確かなものがあったはずですので、残念ですね。
お弟子さん方が盛りたて、お店は継続していってほしいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。