東京国際大学は2023年の箱根駅伝でシード権を逃し、2024年第100回大会は予選会からの出場です。
57校のうち13校しか本戦に行けませんが、東京国際大学には強力なルーキーがいます!
それは、1年生のリチャード・エティーリ選手で、呼び名は「新・史上最強留学生」。
どれくらいすごいタイムを出しているのか、年齢や出身校はどこなのかについて、この記事ではご紹介します!
東京国際大学エティーリがすごい!記録やタイムを紹介(入学後)
リチャード・エティーリ選手は、2023年4月に東京国際大学に留学生として入学し、駅伝部に入部しました。
そして次々に記録を打ち立て、既に「新・史上最強留学生」と呼ばれています。
因みにエティーリ選手が現れる前の「史上最強留学生」は、やはり東京国際大学を2023年3月に卒業したイェゴン・ヴィンセント選手です!
エティーリ選手の入学後の記録をご紹介します。
2023年4月22日 日体大長距離記録会
入学して間もない大会で、いきなり日本学生新記録です!
それまでの記録はワンジク・カマウ選手(武蔵野学院大4年)の27分18秒89ですから、12秒01も更新する記録で、長距離ファンを驚かせました。
新留学生、リチャード・エティーリ【東国大】がNCG10000mでいきなりの27.06.88で、学生国際新記録樹立!✨
— zawaちゃんねる (@30Zawa) April 22, 2023
あわせて世界陸上ブタぺスト大会参加標準記録も突破!
前評判以上のモンスター日本上陸😱#日体大記録会#10000m#リチャードエティーリ pic.twitter.com/X3klMtGxDM
因みに10000mの日本人学生記録ベスト3はこちらです。
1 27分23秒44 田澤廉 2021年 駒澤大学
2 27分38秒31 大迫傑 2013年 早稲田大学
3 27分41秒68 鈴木芽吹 2021年 駒澤大学
それどころか、10000mの日本記録は相澤 晃選手(旭化成)の27分18秒75ですから、はるかに上回るエティーリ選手が、大学生としてはあり得ないくらい速いのがわかりますね。
2023年5月4日 ゴールデンゲームズinのべおか
今度は5000mで衝撃的なタイムをマークします。
東京国際大の先輩イェゴン・ヴィンセントが保持していた13分15秒15の日本学生記録を一気に14秒98も更新しました。
東京国際大 驚異のルーキー・エティーリが5000m13分00秒17!!「ベリーハッピー」/GGのべおか
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) May 4, 2023
4月に10000mで27分06秒88の学生新記録を樹立したばかり。「13分05秒を目指していたのでグッドレースができた」と笑顔を見せた。#エティーリ#ゴールデンゲームズ
|月陸Online https://t.co/6tAd1vZUH0
この頃から、「新・史上最強留学生」と言われ始めます。
こちらも5000mの日本人学生記録ベスト3をご紹介します。
1 13分19秒00 竹澤健介 2007年 早稲田大学
2 13分19秒96 砂岡巧磨 2021年 城西大学
3 13分20秒43 高岡寿成 1992年 龍谷大学
日本人大学生がかなうスピードではありません。
またやはり5000mの日本記録は大迫傑選手の13分08秒40ですから、エティーリ選手のほうが上回っています。
2023年9月14日 全日本インカレ
残念ながら、2007年にメクボ・モグス選手(山梨学院大学)がマークした27分52秒79の大会記録には及びませんでしたが、1年生でインカレチャンピオンとなりました。
東京国際大の新留学生、リチャード・エティーリが快勝! 日本インカレ/陸上 – サンスポ https://t.co/8kwTtofjOC @SANSPOCOMより #日本インカレ #92日本IC
— 陸上&駅伝情報@サンスポ (@sanspo_rikujo) September 14, 2023
このように、入学して約1ヶ月で、5000mと10000mの日本学生記録を塗り替えてしまったエティーリ選手。
トラックでは、先輩のヴィンセント選手(現:Honda)を既に超えています!
しかし出場を目指す箱根駅伝は、予選会も本戦もハーフマラソンの距離です。
長い距離でどれだけ力を発揮するのか、非常に楽しみですね!
東京国際大学エティーリがすごい!年齢などプロフィールは?
エティーリ選手のプロフィールです。
- 氏名:リチャード・エティーリ
- 大学:東京国際大学
- 学部・学科:人間社会スポーツ科学
- 出身地:ケニア
- 学歴:シル高校
- 生年月日:2003年12月12日
- 年齢:19歳(2023年10月時点)
- 身長:173cm
- 体重:58kg
エティーリ選手は一般の大学1年生より1つ年齢が上ですが、実は2022年の夏に既に来日し、北海道マラソンで優勝したルカ・ムセンビ選手の練習パートナーなどを務めていたそうです。
これは、長い距離つまり箱根駅伝でも期待できそうですね!
こちらは東京国際大学駅伝部の新入部員紹介です。
因みにNo21まであったので、新入部員は21人もいるのですね。
【新入生紹介 No.11】
— 東京国際大学駅伝部 (@TIUekiden) April 4, 2023
RICHARD ETIR (リチャード・エティーリ)
①出身校・県
: シル・ケニア
②5000mPB
: 13'15"87
③キャリアハイ
: 東京国際大学の駅伝部に入部できたこと
④趣味
: ランニング
⑤4年間の目標
: 出場する全ての大会で新記録を出すこと pic.twitter.com/Ba3AFzS7Ik
キャリアハイについて、「インターハイ出場」や「〇〇高校大会優勝」などと書く選手が多い中、エティーリ選手は、
東京国際大学の駅伝部に入学できたこと。
と書いていて日本の大学で活躍する喜びが伝わってきます。
これからすごいキャリアハイをたくさん経験していくと思います!
まとめ
この記事では、東京国際大学に2023年4月に入学したリチャード・エティーリ選手について、紹介しました。
前評判以上にすごい記録を既に打ち立てていますが、箱根駅伝予選会でも活躍して、ぜひ本戦で区間新を出すのを見たいですね!
今後の活躍を楽しみにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。