2024年5月16日〜19日に開催された、スケートボードのパリ五輪予選シリーズ上海大会。
その大会に出場していた、20歳未満の日本の4選手が現地で飲酒し、ワールドスケートジャパン(WSJ)から厳重注意などの処分を受けていたことが判明しました。
4選手は誰なのでしょうか?
WSJの発表内容から検証してみましたが、発表内容の矛盾も生じました。
この記事でまとめましたので、ご覧ください。
スケートボード飲酒4選手は誰?上海大会出場の18歳or19歳?
WSJの発表
WSJは選手名を公表していません。
判明していることは次の通りです。
- パリ五輪予選シリーズ上海大会に出場
- 20歳未満
- 男女2名ずつ
- 大会終了後の5月19日に、スポンサーのスタッフから中国で18歳以上は飲酒ができると勧められた。
ここから検証してみようと思います。
上海大会出場選手一覧
各競技の出場選手と年齢です。(年齢は5月19日当時)
- 白井空良(22歳)
- 根附海龍(20歳)
- 小野寺吟雲(14歳)
- 堀米雄斗(25歳)
- 佐々木音憧(17歳)
- 青木勇貴斗(20歳)
- 永原悠路(18歳)
- 西矢椛(16歳)
- 織田夢海(17歳)
- 赤間凛音(15歳)
- 中山楓奈(18歳)
- 吉沢恋(14歳)
- 伊藤美優(17歳)
- 開心那(15歳)
- 草木ひなの(16歳)
- 四十住さくら(22歳)
- 長谷川瑞穂(13歳)
- 菅原芽依(16歳)
- 中村貴咲(23歳)
20歳未満の選手
出場した選手のうち20歳未満は次の13名です。
- 小野寺吟雲(14歳)
- 佐々木音憧(17歳)
- 永原悠路(18歳)
- 西矢椛(16歳)
- 織田夢海(17歳)
- 赤間凛音(15歳)
- 中山楓奈(18歳)
- 吉沢恋(14歳)
- 伊藤美優(17歳)
- 開心那(15歳)
- 草木ひなの(16歳)
- 長谷川瑞穂(13歳)
- 菅原芽依(16歳)
女子はほとんどが10代ですね!
WSJの説明に該当する選手は2名しかいない
この20歳未満の選手13名の中で、男女それぞれ2名が飲酒したということですが、謎があります。
WSJの発表では、
スポンサーのスタッフから中国で18歳以上は飲酒ができると勧められるなどして、当初は意図しなかった行為に至った。
ということでした。
この説明だと、当該選手は18歳か19歳で、「中国では大丈夫だから」と言われて飲んでしまったと受け取れます。
しかし、18歳or19歳の選手は、男子は1名、女子も1名しかいません。
少なくとも2名は18歳未満の選手ということになり、WSJの説明に矛盾が生じるように思います。
処分とパリ五輪はどうなる?
WSJから、
- 2人は「口頭での厳重注意」
- 1人は「口頭での注意」
- 1人は「不問」
に処されたと発表がありました。
処分の違いは、「飲酒」「なめた程度」「誤飲」と程度の差によるものということです。
また、管理責任を問題視して日本代表の西川隆監督も戒告処分になっています。
■戒告処分とは?
過失や失態、非行などを注意し、将来を戒めるために文書または口頭で行うものであり、懲戒処分の1つ。
一般の会社だけでなく、国家公務員法の懲戒処分としても定められており、懲戒処分の中でも最も軽い処分。
パリ五輪の代表は、6月20日にブダペストで開幕する予選シリーズ最終戦後のランキングで決定しますが、当該選手も出場するということです。
大人に勧められたこと、食事を取るためで当初飲酒する意図はなかったことなどから、重い処分にはならなかったようです。
WSJは、
今回の事象は、ナショナルチームとしてのサポートに問題があったと痛感しております。今後二度とこのようなことが起きないようにチーム体制を強化して参ります。重ねて関係者の皆様へお詫び申し上げます。
として、コンプライアンス研修を定期的に実施するなど9つの対応策を発表しています。
まとめ
この記事では、スケートボード上海大会で20歳未満にもかかわらず飲酒した4選手についてお伝えしました。
20歳未満の選手は男子3名、女子10名いました。
この中の男子2名女子2名ということですが、18歳と19歳は2名しかおらず、WSJ発表の「スポンサーのスタッフから中国で18歳以上は飲酒ができると勧められた」という理由には、矛盾を感じました。
今後にも注目していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。