プロ野球千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手が、2024年1月23日現在、契約未更改です。
例年は12月末に行っていましたが、昨年は行われず、契約保留者名簿に記載されたまま年を越しました。
2024年2月1日からは沖縄春季キャンプも始まりますが、このままでは「自費キャンプ」となってしまいます。
この記事では、
- 佐々木朗希選手の契約更改はいつ?
- 契約更改しなままだとどうなる?
この点について調査しましたので、ご覧ください!
佐々木朗希(ロッテ)の契約更改の状況
佐々木選手の、3年目までの契約更改はこのような日程と結果でした。
- 1年目
2020年12月14日
現状維持の1600万円 - 2年目
2021年12月17日
1400万円増の年俸3000万円 - 3年目
2022年12月24日
5000万円増の年俸8000万円
しかし、4年目となる今回は、2023年12月10日に今オフでのポスティングによるメジャー移籍を要望していることが報じられ、ざわつきます。
これには、佐々木選手の関係者とされる、IT企業社長のX氏の入れ知恵ではないか?という報道も。
※佐々木朗希の関係者・IT企業社長Xは誰かについては、こちらの記事をご覧ください。
そのままポスティング申請期限の12月15日が過ぎ、契約更改もないまま2024年に。
1月23日現在、まだ更改交渉は行われていません。
佐々木朗希(ロッテ)の2024契約更改はいつ?
2024年1月23日、高坂俊介球団社長は報道陣から佐々木選手の契約について聞かれ、
「私からは、個々の選手の件は差し控えさせていただきますので」
と答え、明言していません。
しかし問題は、2月1日から沖縄県石垣島での春季キャンプが始まることです。
キャンプインまでにまとまらない場合、契約をしていない選手の費用を球団が出すわけにいかないので、自費キャンプになることが濃厚です。
近年は、契約更改の前に提示金額が選手に事前提示されるなどスムーズな交渉となるよう改善してきたこともあり、「自費キャンプ」となったのは、2011年の阪神・久保康友選手が最後です。
この時は、キャンプ中の2月7日に合意に達し、2月10日にサイン。
また2010年は、阪神の下柳剛選手と久保康友選手が、キャンプイン前日の1月31日にようやく合意に達し、キャンプ地の沖縄でサインしています。
佐々木選手の契約が揉めているのは、おそらく佐々木選手の2024オフでのポスティングでのメジャー移籍について、すり合わせができていないからと言われていますが、
- キャンプインまでには(1月中)更改交渉の場を設ける
のではないでしょうか。
それでも合意に達しない場合、自費キャンプへ突入するしかなくなります。
※追記
佐々木選手は2024年1月27日、現状維持となる推定年俸8000万円で今シーズンの契約を結びました。
佐々木朗希(ロッテ)が契約更改しないままだとどうなる?
キャンプは自費負担で参加可能
先程お伝えしたように、キャンプ中は自己負担での参加が許可されています。
- 宿泊費
- 食事代
- ユニフォーム洗濯代
など、かかる費用を自己負担し、契約更改後に球団から支払われます。
自費での仮払いのような形ですね。
合意に達することが困難となった場合
では、いつまでも契約がまとまらない場合どうなるのでしょうか?
- 球団または選手のどちらかがコミッショナーに調停を申請
- 球団が選手の保留権を放棄(自由契約)、または他球団へトレード
このいずれかになります。
今回はロッテが佐々木選手の保留権を放棄することは考えづらいので、どうしてもも合意できなければ調停になるでしょう。
その場合、調停委員会で提示された金額を拒否することはできず、選手が拒否するなら任意引退。
球団による拒否は、選手を自由契約にするか、トレード先を探さなければなりません。
調停が受理されずシーズンインしてしまった場合
コミッショナーが年俸調停申請を受理しない場合もあり、その場合は球団と選手が交渉を続けるしかありません。
そのままシーズンインした場合、次のようになります。
- 選手は支配下選手登録できないため、試合に出場することができない。
- 球団施設も使用することができないので、施設での練習もできない。
- 球団は保留権を放棄しない場合は決められた日割りの「保留手当」を選手に支払う。
- 球団に保留権がある限り、選手は他球団と交渉できない。
- 契約の保留が翌々年まで継続された場合は保留期間は終了し、選手は資格停止選手となる。
誰も幸せにならないので、ここまで拗れることはないと思われます。
まとめ
この記事では、いまだに契約未更改のロッテの佐々木朗希選手について、お伝えしました。
恐らく、キャンプインする前、1月中に契約更改交渉の場は設けられるのではないでしょうか。
それでも合意に達しない場合、キャンプは自費で参加、場合によっては調停となります。
佐々木選手と球団が合意に達することを願いたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※佐々木朗希の関係者・IT企業社長Xは誰?メジャー移籍を入れ知恵か?については、こちらの記事をご覧ください。