陸上部の女子部員との不倫が発覚し謹慎→退任となった立教大学の上野裕一郎元監督。
箱根駅伝を目指す新興校は破格の条件で監督招聘をすると言るので、上野元監督の年収もかなりのものだったと推測されます。
しかし、解任されてしまった今は無職の状態です。今後はどうなるのでしょうか?
この記事では、過去に同じように学生との不倫で解任された、陸上やり投げの「村上幸史」さん、柔道の「内柴正人」さんの現在の例から、検証してみたいと思います。
※上野裕一郎監督の不倫相手女子部員が誰かなど詳しい内容についてはこちらの記事をご覧ください。
上野裕一郎は不倫解任で今後(これから)どうなる?過去の例から検証
上野裕一郎さんは、立教大学の監督として、1000万円~1500万円の年収だったと言われています。
その収入がなくなり、どうなるのでしょうか?
上野裕一郎さんは、現役のランナーでもあります。
2023年の都道府県対抗駅伝で連覇を飾った長野県のアンカーでした。
では、ランナーとして生活していくのかと言うと、賞金額が大きいレースは日本では少ないですし、大きな大会でトップになれる力はもうないでしょう。
今後の道としては、
- 別の組織で指導者となる
- 自分でスクールをやる
- トレーニングジムなどスポーツ関係事業の経営
- スポーツ関連企業への就職
- 全く別の仕事に就く
これらが考えられます。
上野裕一郎は長距離界のスターと言える存在だったので、佐久長聖や中央大学の恩師や関係者が動いてくれるとは思います。
ただ、やってしまったことが「教えごとの不倫」となると、指導者は難しいのではないしょうか。
同じ理由でスクールも、親が子供を預けるのを躊躇しそうです。
ここでは、過去に同じように「教え子や学生との不倫」で指導者を退任したアスリートの例をご紹介して考えてみましょう。
村上幸史(やり投げオリンピック選手・元日本大学コーチ)
村上幸史さんは、アテネ、北京、ロンドン五輪に出場し、ロンドン五輪では主将も務めた、男子やり投げ界のレジェンドです。
競技引退後は、母校の日本大学の文理学部体育学科で助教をしながら、やり投げを指導しており、教え子には今や世界のトップ選手となった北口榛花選手もいました。
しかし、2017年に村上幸史さんと文理学部の学生との不倫が発覚します。
そして何と気づいた村上さんの妻が、大学側に対して損害賠償の訴訟を起こしたのです。
その訴状には、村上さんと学生とのLINEのやり取りも記載がありました。
村上:俺…。ホワイトチョコ出すの早かった?
良子:昨日早かったね!! なんで?
村上:気持ち良すぎた。良子が求めてきたから。
良子:気持ち良かったね。最近むっちゃ求めちゃう
というとんでもない内容で、後に裁判にまでなり村上氏は否定を続けましたが、結局大学を退職します。
その村上幸史さんは、現在何をしているのでしょうか?
トレーニングジム「Y―TRAINING」を開設
2023年6月に、知人数人と京都市右京区にトレーニングジムを開設し、指導の責任者として新たな道を歩んでいるそうです。
夢は、「健常者と障害者の垣根を取り払って、成長できる場を作りたい」ということで、4時間かけて通うパラアスリートもいるそうですよ!
スポーツ関係の新たな事業を立ち上げた例ですね。
内柴正人(柔道オリンピック選手・元九州看護福祉大学コーチ)
内柴正人さんと言えば、アテネ、北京五輪柔道男子66kg級金メダリストという輝かしい経歴を持ちます。
引退後、2011年に九州看護福祉大学の客員教授となり、女子柔道部のコーチも兼任します。
しかし2011年秋の合宿中に、カラオケ店で未成年の学生に飲酒させ、ホテルの部屋に送った際に無理やり性行為に及んだ罪で逮捕されます。
驚くのは、その行為後、別の学生の部屋へ行き同じく無理やり性行為を行い、更に合宿中の別の日には別の部員と行為に及びました。
当時はその絶倫ぶりに驚きの声も上がっていましたね。
被害届を出され裁判になり、内柴さんは終始「合意の上だった」と主張していましたが、準強姦罪で懲役5年の実刑判決が出て刑務所に服役。
日本柔道界からは追放、金メダルも全て剥奪されました。
その内柴正人さんの現在は、どうでしょう。
元教え子と再婚しスーパー銭湯「つる乃湯」の店長
内柴正人さんは、九州看護福祉大学の時の教え子と再婚しています。もちろん被害者とは別の学生です。
出所後柔術家になり試合にも出ていましたが、キルギス柔道代表監督に請われ、キルギスに渡ります。
充実した日々を送っていたようですが、2019年に解任。
その時の内柴さんのコメントです。
報告「ドバイの春はもう夏。」
— 内柴正人 (@MasatoUchishiba) May 2, 2019
僕が柔道に関わる事を組織としては「協力しない」と発表がありました。
後日、説明がありました。
「頑張れ」って
強く、強く握手をして「本当だぞ。」
そういう話を頂いた事はここだけの話にしてください。
内柴正人#内柴正人 #キルギス #柔道 pic.twitter.com/xv8rCb7SHp
はっきりとは言っていませんが、日本の柔道協会が「協力しない」と言ったようですね。キルギスとしても日本の柔道界と壁を作りたくないでしょう。
帰国後はスーパー銭湯やホテルも経営する熊本の「つるの湯」に就職。
今は店長を任され、再婚した奥さんが開いた柔道場の手伝いなどしているとのことです。
こちらは、全く違う職業に就いた例ですね。
ただ、内柴さんの場合は有罪判決を受け収監されてしまっているので、柔道にかかわる仕事が難しいのはわかります。
上野裕一郎元監督は、何も法律的に罪を犯したわけではありません。
ただ、人として倫理に反する行為で信頼を無くしました。
今後、陸上に関わることができるかは、これまでの上野元監督の陸上への真摯さ、これからの生き方によるのではないでしょうか。
立教大学上野裕一郎元監督不倫解任で関係者への謝罪の言葉
上野裕一郎元監督は待遇も良かったと思いますが、十分その期待に応え、就任4年目で箱根駅伝本戦出場を成し遂げます。
大学の予定していた2024年より一年早い目標達成に、大学関係者も胸をなでおろしたでしょうし、2024年以降も常勝校になることを期待したと思います。
上野裕一郎が監督ということでスカウトも順調で、本来であればその通りになったはずです。
上野元監督もその点は重々自覚していると思われ、学生の出身校の先生へ謝罪の文面を送ったそうです。
少し長いですが、こちらが主な内容です。
このたびは、私の軽率な行動により、お世話になっている方々に裏切り行為ととれる行動をしてしまいました。
短い期間でここまで結果が出せたのも、高校の先生方の協力があったからです。それにもかかわらず、週刊誌に載っている内容は学生を預かる身、指導する身、人としては最低の行為で決して許されるものではありません。
学生、保護者の方々の信頼も裏切ってしまいました。まずは深くお詫び申し上げます。
今回の件は私の問題ですので、学生は試合に出場するという判断が大学から出ました。
私は10月11日で解任になりました。引き継ぎがうまくいくようにいたします。本当に申し訳ありませんでした。また、ご連絡いたします。
読んでの感想は、「ちゃんと大学スポーツがどうやって成り立ってるのかわかってるまともな監督だったのにな、なのに何故、、、」という悲しい気持ちになりました。
例えば女子部員から好意を寄せられたとしても、そこは律してもらいたかったです。
※追記
2023年12月17日、現役選手として、佐賀・小城市に拠点がある実業団チームの「ひらまつ病院」への加入が濃厚との報道がありました。
まとめ
この記事では、教え子の部員との不倫で立教大学駅伝監督を解任となった上野裕一郎さんについて、無職になってこれからどうするのか?についてお伝えしました。
過去に同じく教え子や学生との不倫で指導できなくなった村上幸史さん、内柴正人さんの例を紹介し、検証してみました。
上野裕一郎さんは、ランナーとしても指導者としても実力のある人物です。
個人的には陸上にかかわる仕事をして欲しいと思いますが、社会の信頼回復には時間がかかるでしょう。
見守っていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。