女優・声優・レポーターなど幅広く活躍する松島トモ子さん。
2024年には芸能生活54周年を迎えます。
松島さんと言えば、猛獣襲撃事件。
撮影で訪れたケニアでライオンとヒョウに立て続けに2度襲われ、ギプス姿で会見した姿が印象深いです。
この記事では、
- 松島トモ子さんの襲われた事故の詳細
- なぜ襲われた?
- 何の番組の撮影?
これらについてお伝えしますので、ご覧ください。
松島トモ子はライオンになぜ襲われた?
松島さんが猛獣に襲われたのは、1986年46歳の時。
テレビ番組の撮影中でした。
なんと10日の間に2度も襲われたこの事故。
それぞれの場面の詳細と、襲われた理由についてお伝えします。
1986年1月28日
- 場所:ナイロビのコザ動物保護区
- 一緒にいた人物:ジョージ・アダムソン
- 襲われた動物:母ライオン
ジョージ・アダムソンさんは、「野生のエルザ」の作者ジョイ・アダムソンさんの夫で、当時は動物の保護活動家。
松島さんは、ジョージさんがラクダの餌で餌付けして人に慣れた雌ライオン7頭と接触し、子ライオンと戯れていました。
ジョージさんがキャンプとの無線でジープに戻り目を離した隙に、その子ライオンの母と思われるライオンが松島さんの背後から近づいてきます。
顔と顔を突き合わせるほどの近くに来たライオンに驚き、絶叫した松島さん。
その直後襲われ、松島さんは宙に飛び10メートルほど引きずられ、着ていたサファリスーツはズタズタに。
スタッフはジョージさんを呼んだそうですが、当時81歳だったジョージさんは耳が聞こえづらく気づくのに遅れます。
その後気づいたジョージさんに助け出されますが、首や太腿に全治10日の怪我を負いました。
母ライオンが子ライオンを守ろうと思ったと考えられます。
襲われた松島さんはライオン7頭の中に横たわっていたそうですが、ライオンはその前に餌をもらってお腹いっぱいだったためか、他のライオンに襲われることはなかったそうです。
1986年2月7日
- 場所:ナイロビのコザとは別の動物保護区
- 一緒にいた人物:トニー・フィッジョン(ジョージ・アダムソンの弟子)
- 襲われた動物:雌ヒョウの「コムンユ」
ライオンに襲われナイロビホスピタルに入院した松島さんは10日間の入院を言い渡されます。
しかし、大変な準備をしてスタッフが撮影に挑んだのに、1日目に怪我をしてしまいテレビカメラを全く回していないことに、松島さんは責任を感じたそうです。
そして3日で退院し、撮影に戻りますが、6日後に再び猛獣に襲われてしまいます。
その地区では安全のため、スタッフのテントそれぞれを、4m50cmの高いフェンスで囲んでいたそうです。
2月7日、保護区のスタッフで責任者のトニー・フィッツジョンのテントに夕食に誘われ、松島さんはスタッフと訪れます。
食事の途中で「トモ子、いいものを見せてあげる」とトニーさんに言われ、テントを出た松島さん。
もちろんテントとその周辺はフェンスで覆われていましたが、この保護区で飼育されている雌ヒョウの「コムンユ」はフェンスを超えて敷地内に入って潜んでいたようです。
ヒョウは松島さんに体当たりし、倒れた松島さんは首に噛みつかれそのまま持ち上げられます。
トニーに助けられましたが、怪我は、第四頚椎粉砕骨折。
「1ミリずれていたら間違いなく死んでいただろう」と言われています。
雌ヒョウの「コムンユ」は、パリのレストランで飼われていたが大きくなり手に負えなくなったため、野生に戻す訓練をトニーがしていました。
飼い主のトニーと松島さんと親しくしているように見えたため、ヒョウが嫉妬したと考えられています。
また、松島さんの目が大きいのも襲われる理由だという説もあります。
松島トモ子は何の番組の撮影でライオンに襲われた?
この一連の撮影は、
ドキュメンタリー番組「TIME21」(日テレ系)
の撮影でした。
野生のエルザの作者の夫であるジョージ・アダムソンさんに何ヶ月も密着し、その生活のドキュメントを放送することが目的。
英語が話せて動物好きということで、選ばれた松島さんは、密着取材の最後にリポーターとして話を聞くという役割でした。
松島さんはヒョウに襲われたあとも3日ほどで退院し、残りの3シーンの撮影をしたそうです。
番組はタイトルを「それでも私はライオンが好き」というタイトルに変更し、3月31日の「TIME21」で放送されました。
しかし当初、ヒョウに襲われたことは隠されていました。
ジョージ・アダムソンさんはナイロビでは神のような存在で、2度も事故にあったとなると問題があると考えられたと言われています。
テレビ局としてもまずいと思ったのではないでしょうか。
3月31日の報道では、「ヒョウの部分を隠すために無理な構成になっていた」と松島さんは話しています。
まとめ
この記事では、松島トモ子さんが猛獣に襲われた事故についてお伝えしました。
このような事故に遭いながらも、「動物が好き」と言い動物関連のお仕事をしている松島さんは、すごいですね。
また、今の時代だったら、放送局も大変な問題になっていただろうなと思います。
後遺症もなく本当によかったですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。