【人的補償】和田毅指名は日刊スポーツの誤報?プロテクトは誰が?(ソフトバンク・西武)

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和田毅
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ソフトバンクホークスは2024年1月11日、FA加入した山川穂高内野手の人的補償として、甲斐野央投手が西武に移籍すると発表しました。

しかし、11日朝には、人的補償はホークスの顔とも言うべき和田毅投手という報道があったため、何があったのか?と騒然としています。

また、和田選手、甲斐野選手共に28人のプロテクトから外れていたことにも驚きが広がり、裏があったのでは?という声も聞かれます。

この記事では、一連の報道を振り返りながら、真相について考えられる説について検証しましたので、ご覧ください。

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目次

【人的補償】和田毅指名は日刊スポーツの誤報?

1月11日の朝、西武が人的補償として、和田選手を指名する方針を固めたと日刊スポーツが報じました。

西武がソフトバンクにFA移籍した山川穂高内野手(32)の人的補償として、和田毅投手(42)を指名する方針を固めたことが10日、分かった。

引用:日刊スポーツ

和田選手は、ダイエーホークス時代から活躍する、言うまでもなくホークスの顔。

今年43歳を迎えるベテランながら、41歳で自己最速球速を更新するなど衰えを見せず、先発ピッチャーとして今でも貴重な戦力です。

この報道には、ファンは騒然。怒りの声も多く聞かれました。

どちらかと言うと西武ファンの筆者ですら顔が青ざめました。

しかし一転、夕方には甲斐野央投手が西武に移籍すると発表。

これには、ホッとしたという声以上に、「日刊スポーツは誤報だったのか?」「誤報でなければ裏取引があったのか?」と様々な憶測が飛ぶ事態になっています。

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【人的補償】和田毅指名報道の真相は?(ソフトバンク・西武)

いったい何があったのか、考えられる説を検証してみました。

①日刊スポーツの誤報だった

シンプルに、日刊スポーツ報道が裏の取れていない飛ばし記事だったという説です。

しかし、この報道は地元福岡のTNCテレビ西日本も報じていたのです。

球団は去年12月、フリーエージェントで山川穂高選手を獲得、それに対しライオンズは人的補償のリストで28人のプロテクトから外れていたホークスの和田投手の指名を打診していたことが関係者への取材で分かりました。

引用:ヨテミラ(テレビ西日本運営)

ここでは、「打診していた」という報道ではありますが、和田選手の名前が出ています。

また、現時点でソフトバンクからも西武からもこれらの報道へのクレームは出ておらず、おそらく誤報ではなく和田選手で動いていたことは事実と思われます。

②和田選手が引退を示唆するなど拒否した

和田毅

和田選手に球団が伝えたが、「移籍するなら引退する」など強く拒否したのでは?という説。

いわゆる“岩瀬式プロテクテクト”ではないかという憶測です。

■岩瀬式プロテクトとは

2017年のオフに、日ハムから中日へFA移籍した大野奨太選手の人的補償に、中日のレジェンド岩瀬仁紀投手兼コーチを日ハムが指名。

しかし岩瀬選手が断固拒否。「人的補償になるなら引退する」とまで言い暗礁に。

見かねた日ハムが譲歩し金銭補償で決着したという報道から、引退を示唆して人的補償を拒むことを「岩瀬式プロテクト」と言う。

ただ、上記の岩瀬選手に関する報道も東京スポーツしか報じておらず、事実かどうか怪しいところがあります。

これが事実だとすると、ルール上岩瀬選手は「資格停止選手」になり、解除されるまでプロ野球での活動を再開できません。

岩瀬選手にもこのような裏事情はなかったのではないかと思いますし、今回も、プロの意識の高い和田選手の性格上、拒否をするということは考えづらいです。

③反響の大きさに方針転換した

和田毅・甲斐野央

これは、日刊スポーツが1月11日の22時に報じた内容です。

西武は当初、日米通算163勝の和田毅投手(42)の指名を打診したが、チームの顔の流出に対する反響の大きさなどを鑑みて、両球団が話し合って急きょ方針を転換。

引用:日刊スポーツ

朝の和田報道に対する説明の体裁となっている記事ですが、これによると、

打診はしてみたものの反響があまりにも大きいので甲斐野選手へ変更した。

ということです。

ただ、ファンの反響が大きいであろうことは想像するだけでわかるのでは?と疑問を感じますし、両球団が話し合うのはルール違反なのでは?と思います。

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④現場とフロントの意思疎通ができていなかった

支配下選手70名の中で、指名できないようプロテクトできるのは28人。

投手・捕手・内野手・野手のポジションそれぞれでと考えると思った以上に少ないです。

相手球団の補強ポイントなどと駆け引きもしてプロテクトリストを作るわけですが、小久保監督は知らされていなかったのでは?という説。

小久保監督

報道を知って激怒した監督とフロントが揉めて、西武へ考え直してくれるよう調整が入ったということは考えられます。

ただそうだとしても、話し合いや調整が行われる時点で、本来の人的補償のルールからは逸脱しているように感じます。

⑤王貞治さんや孫正義さんが動いた

王貞治・孫正義

先程も述べたように、両球団が話し合うことは本来おかしいです。

それでも強行されたのであれば、影響力の大きいソフトバンクホークスの取締役会長である王さんや、オーナーの孫さんレベルからの要請であったというのも考えられます。

⑥西武が本当に直前で方針を変えた

渡辺久GM

両球団の話し合いなどではなく、西武が球団内で検討の結果、直前で和田選手から甲斐野選手へ変更した。

渡辺久GMは甲斐野選手の指名について「決断は今日です」と話していますので、実はシンプルに和田→甲斐野と方針を変えたのかもしれません。

ただそれなら、日刊スポーツも夜の記事でその事実を報道すればいいと思うので、やはり何か交渉はあったのかなと推察します。

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甲斐野央はプロテクトされていた?(ソフトバンク)

甲斐野央

当初は和田選手指名の方向だったという報道が誤報でなければ、和田選手はプロテクトリストに入っていなかったことになります。

また、移籍が決定した甲斐野選手もプロテクトされていなかったということ。

  • 和田選手は2023年シーズン7勝。今季も開幕ローテーション入り決定。球団の顔。
  • 甲斐野選手は2018年トラフト1位。2023シーズンは27試合に登板し3勝。防御率2.53。

この2人がリスト漏れするとは、ソフトバンクホークスの選手層の厚さを物語っています。

しかし、このスッキリしない展開から、

予期せぬ和田を指名されて慌てたソフトバンクが、プロテクトしていた甲斐野選手を指名させることで許してもらったのではないか。

という声もあがっています。

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さすがにこれは、人的補償ルールの根幹を揺るがす重大なルール違反になるので無いとは思いますが、いったい誰をプロテクトしていたんだという点がより気になってしまう展開です。

和田選手も甲斐野選手も、またFA移籍した山川選手も騒動に巻き込まれたと言えます。

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まとめ

この記事では、世間を騒がせたソフトバンクホークスの人的補償についてお伝えしました。

日刊スポーツは誤報ではなかったと思われます。

そうだとすると、両球団で調整が行われたことになり、不透明さが増していて、人的補償制度やそれに伴うプロテクト制度への疑問の声が大きくなりそうです。

和田選手、甲斐野選手が、それぞれの環境で頑張ってくれることを願います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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