いよいよブダペスト世界陸上が、2023年8月19(土)~8月27(日)の日程で始まります!
日本からは76名(男子48 名、女子28名)の代表選手が出場しますが、これは海外で実施される世界大会としては、史上最多です。
この記事では、初日の競技日程や出場選手、どこで観られるかの視聴情報に加え、注目種目についての考察もご紹介していきます。
第1日 8/19(土)競技スケジュールと出場日本選手&注目海外選手
初日から決勝種目があります!
中でも大会最初のレース男子20km競歩では日本の山西選手が優勝候補なので、初日に「日本金メダル1号!」のニュースが飛び込んで来るかも知れません。
スケジュールと出場選手一覧はこちらです!
現地時間 | 日本時間 | 性別 | 種目 | ラウンド | 出場日本選手 | 世界の注目選手 |
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モーニングセッション | ||||||
8:50 | 15:50 | 男子 | 20km 競歩 | 決勝 | 高橋 英輝 山西 利和 池田 向希 古賀 友太 | 張 俊(中国) 王 鎮(中国) |
10:30 | 17:30 | 男子 | 砲丸投 | 予選 AB 組 | R.クルーザー(米国) | |
10:35 | 17:35 | 女子 | 七種競技 | 100mハードル | ||
11:05 | 18:05 | 混合 | 4x400mリレー | 予選 | ||
11:35 | 18:35 | 男子 | 3000m障害物 | 予選 | 三浦 龍司 青木 涼真 砂田 晟弥 | L.ギルマ(エチオピア) |
11:45 | 18:45 | 女子 | 七種競技 | 走高跳 | ||
12:00 | 19:00 | 男子 | ハンマー投 | 予選 A 組 | P.ファジェク(ポーランド) | |
12:25 | 19:25 | 女子 | 走幅跳 | 予選 AB 組 | 秦 澄美鈴 | |
12:35 | 19:35 | 男子 | 100m | 予備予選 | ||
13:15 | 20:15 | 女子 | 1500m | 予選 | 田中 希実 後藤 夢 | F.キピエゴン(ケニア) S.ハッサン(オランダ) |
13:40 | 20:40 | 男子 | ハンマー投 | 予選 B 組 | ||
イブニングセッション | ||||||
19:02 | 20日 2:02 | 男子 | 1500m | 予選 | J.インゲブリクセン(ノルウェー) T.チェルイヨト(ケニア) | |
19:05 | 20日 2:05 | 女子 | 七種競技 | 砲丸投 | ||
19:10 | 20日 2:10 | 男子 | 円盤投 | 予選 A 組 | ||
19:35 | 20日 2:35 | 男子 | 三段跳 | 予選 AB 組 | 池畠 旭佳瑠 | P.ピカルド(ポルトガル) |
19:43 | 20日 2:43 | 男子 | 100m | 予選 | サニブラウン アブデルハキーム 坂井 隆一郎 栁田 大輝 | F.カーリー(米国) Z.ヒューズ(英国) F.オムルワ(ケニア) |
20:30 | 20日 3:30 | 女子 | 七種競技 | 200m | ||
20:35 | 20日 3:35 | 男子 | 砲丸投 | 決勝 | R.クルーザー(米国) | |
20:40 | 20日 3:40 | 男子 | 円盤投 | 予選 B 組 | ||
20:55 | 20日 3:55 | 女子 | 10000m | 決勝 | 廣中 璃梨佳 五島 莉乃 | L.ギデイ(エチオピア) S.ハッサン(オランダ) |
21:47 | 20日 4:47 | 混合 | 4x400mリレー | 決勝 |
各種目のスタートリストはWorldAthletics の公式サイトで確認できますよ!
どこで観られる?放送&動画配信サービス
ブダペスト世界陸上第1日は、TBS系列のテレビ局、動画配信サービスのTver、U-NEXTで観られます。
詳細をご紹介します。
テレビ放送
競技が行われている全ての時間、ライブで放送されます。オリンピックだと予選は放送が無いことがありますが、世陸は全部観られます!
TBSの世陸キャスターと言えば、25年務めた織田裕二さんの印象が強いですが、前回大会で卒業。
今大会は、総合司会を石井大裕アナウンサー&江藤愛アナウンサー、スペシャルキャスターを高橋尚子さんが務めます。
石井アナは元テニス選手で、スポーツキャスターとして実況や取材を重ねられています。また英語も堪能なので、日本の選手だけでなく海外選手へのインタビューなどにも期待したいですね!
動画配信サービス
Tverは無料の見逃し無料配信動画サービスですが、一部リアルタイム配信もしています。
今回はTBSでの世陸中継がリアルタイムで配信されますので、TVの無い場所でもスマホやタブレット、パソコンがあれば観ることができます。
また、配信サービスはU-NEXTでも視聴可能です。
U-NEXTで視聴するメリットは
ことです。
陸上競技はトラックとフィールドで複数の種目が同時進行されます。
例えば第1日であれば、男子三段跳の予選と男子100m予選は重なります。
テレビではどちらかの放送になるのかにゃ?
たぶん、男子100m予選を中心に放送して、組と組の間で三段跳の主要選手の跳躍のみ放送すると思うよ!
そんな時でもU-NEXTでは三段跳のみのチャンネルを選択すれば、全ての選手の跳躍が観られます。
また、複数端末(例えばタブレットとスマホなど)を使えば、同時に各種目全ての選手のパフォーマンスを観ることができますね!
U-NEXTは月額2,189円(税込)の有料サービスですが、31日間無料サービスがあります。期間中に解約すれば無料ですので、利用してみてはいかがでしょうか。
ブダペスト世陸第1日の注目種目は?
初日から注目種目が目白押しですが、ピックアップしてお伝えます。
男子20km競歩は山西利和選手が世陸3連覇に挑む!
山西選手は、ドーハ大会・オレゴン大会で優勝。今回は前回優勝者というワイルドカードでの出場です。
出場できるのは各種目とも各国3名ですが、ワイルドカードでの出場者は除かれるので、今回日本からは4名での出場となります。
実は男子20kmのターゲットナンバー(出場枠)50名の中に、日本人選手は12名も入っているのです。つまり、8名の選手が資格がありながら涙を飲んだという、全種目の中で最も厳しい代表争いをくぐり抜けて選ばれた4人。
山西選手の連覇はもちろん期待ですが、池田選手をはじめ各選手とも好調を維持しているので、初のカルテット入賞を期待したいです!
女子1500m予選は東京五輪8位入賞の田中希実選手が登場!
女子1500mには、期待の田中希実選手が登場します。後藤夢選手と共に、予選突破してくれることを期待ですね。
オレゴン世陸、東京オリンピックの予選・準決勝のカットライン(CL)と、両選手のパーソナルベスト(PB)・シーズンベスト(SB)を見てみます。
大会・選手 | 予選CL | 準決勝CL |
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オレゴン世陸 | 4.08.43 | 4.05.17 |
東京オリンピック | 4.06.22 | 4.01.69 |
◎田中選手 | 3.59.19(PB) 4.06.75(SB) | |
◎後藤選手 | 4.09.41(PB) 4.13.25 (SB) |
タイムを見ると田中選手の予選突破は安泰かに思えますが、少し気になるのは、今大会の中長距離種目はこれまでと通過条件が変わったことです。
- 着順+タイム(例:各組3着までと、タイムで上位8名)
- 着順のみ(例:各組6着まで)
この様に、タイム順でのプラス通過がなくなったので、強豪選手がひしめく組に入ってしまった場合、不利になりますね。
そして田中希実選手は、、、トラック女王のS.ハッサン選手などと一緒の厳しい組に(泣)
1500mは6着までが準決勝進出ですが、今シーズンのベストタイムを見ると、田中選手は組内で9位です。
予選から全力で行かなくていけませんが、頑張って欲しいです!
男子100m予選は3選手がエントリー!海外勢にも注目!
初日から花形種目の男子100mです!
日本は3名のフルエントリーですが、こちらもオレゴン世陸、東京オリンピックのカットラインと3選手のタイムを見てみます。
大会・選手 | 予選CL | 準決勝CL |
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オレゴン世陸 | 10.15 | 10.06 |
東京オリンピック | 10.12 | 10.00 |
◎サニブラウン選手 | 9.97(PB) 10.09(SB) | |
◎坂井選手 | 10.02(PB) 10.08 (SB) | |
◎栁田選手 | 10.02(PB) 10.02(SB) |
ベストに近い走りをすれば3選手とも予選は突破できるので、存分に力を発揮してもらいたいです。
サニブラウン選手は今シーズン当初はあまり調子が良くなく、日本選手権も決勝で脚が痙攣して8位と代表入りも心配されましたが、7月21日に行われたスイスの大会で10.09を出し、復調の兆しです。
坂井選手は日本選手権前からのアキレス腱痛が心配ですが、回復していれば環境に左右されない安定した強さがあるので、期待です。
3選手の中で一番好調なのは、栁田選手です。
7月に行われたアジア選手権100mの予選は、流さなければ9秒台が出たのでは?と思う素晴らしい走りで、決勝では自己ベストの10.02で優勝。この調子を維持していれば、決勝進出も期待できます!
また、海外選手にも注目!
リベンディングチャンピオンのF.カーリー選手は、オレゴン大会では予選からパフォーマンス全開で、9.79という度肝を抜くタイムで、周りを圧倒しました。
今大会も予選から好タイムが期待できそうなので、見逃せません。
今シーズン絶好調で9秒8台を連発しているF.オムルワ選手や、全米選手権優勝のC.チャールストン選手なども、予選の走りから今大会の調子がだいたいわかるので、とても楽しみですね!
その他も注目種目が目白押し!
男子3000m障害には、東京五輪で入賞した三浦龍司選手が登場します。現在の調子がどれくらいなのか、早く走りを見て確認したいですね!
また、女子走幅跳の秦 澄美鈴選手は、アジア選手権で6m97の自己ベストで優勝しました。これは17年ぶりの日本記録更新です。
決勝の12人には間違いなく残れると思いますし、更に日本記録を更新して7mジャンプを実現すれば、メダルも狙えます。
更に男子砲丸投は早くも決勝が行われますが、アメリカのR.クルーザー選手が、自身が今シーズン出した23m38の世界記録を更新できるかに注目です!
まとめ
82023年8月19日(土)から始まるブダペスト世界陸上の初日について、競技日程や視聴方法、注目の種目についてご紹介しました!
ヨーロッパでの開催なのでライブで観ようと思うと深夜~早朝なのがネックですが、眠気も吹き飛ぶパフォーマンスを見せてくれるはずなので、ぜひ応援していきましょう!