ワールカップ2023フランス大会が、2023年9月8日から10月28日の日程で開催されています。
ラグビー観戦は、試合だけでなく、ニュージーランドのハカを代表とする「試合前の儀式」にも注目が集まりますよね。
この儀式は、ニュージーランドだけでなく、他のポリネシア系の国でも行われ、それぞれに呼び方があります。
今回は、その中の一つ、日本と対戦するサモアの「シバタウ(シヴァタウ)」について、ハカとの違いなどを動画でご紹介します!
サモアのシバタウやニュージーランドのハカは何のための儀式?
ハカをはじめとするこれらの儀式の総称は「ウォークライ」と言います。
「War」「Cry」を合わせた造語で、意味は「戦闘の雄叫び」。
有名なものがニュージーランドの「ハカ」ですが、ポリネシア系のこれらの国にも、それぞれ「ウォークライ」があります。
- サモアの「シバタウ(シヴァタウ)」
- フィジーの「シビ」
- トンガの「シピタウ」
それぞれ特徴があって迫力がありますが、今回はサモアの「シバタウ(シヴァタウ)」について、ご紹介します。
【動画】サモアのシバタウ(シヴァタウ)とハカの違いは?
ニュージーランドの「ハカ」は、先住民マオリ族の戦士が戦いの前に自らの力を誇示し、相手を威嚇するという舞踊です。
一方、サモアの「シバタウ(シヴァタウ)」も、「マウルウル」という、サモアの伝統的な踊りにルーツを持ちます。
重厚で大迫力の「ハカ」に対し、「シバタウ(シヴァタウ)」は細かいステップと手拍子で一糸乱れぬ動きが特徴です。
実際に違いを見てみましょう。
ニュージーランド「ハカ」
ニュージーランドのハカは2種類あります。
こちらはラグビーの試合だけでなく、祭りや祝いの席でも一般的に披露される「カ・マテ」です。
一方こちらは、ニュージーランドのラグビー代表「オールブラックス」のためだけに作られた「カパ・オ・パンゴ」です。
一般的には、格下には「カ・マテ」で、「カパ・オ・パンゴ」は絶対に負けられない試合の際に披露されると言われています。
しかし以前、SHのアーロン・スミスが、実は意外とあっさり決められていて、新メンバーがいる時は馴染みがあって誰でも踊れる「カ・マテ」にするという単純な選択だと話していました。
「カ・マテ」も「カパ・オ・パンゴ」も、全身に力がみなぎって重力を感じる力強さがありますね。
大きく目を見開き舌を出して相手を威嚇するようなポーズも特徴です。
サモアの「シバタウ(シヴァタウ)」
こちらは、現在行われているワールドカップ2023 チリ戦での「シバタウ(シヴァタウ)」です。
士気を高めるリードの叫びのあと始まる舞踏は、ハカに比べると、少し軽快でリズミカルです。
全員が乱れず揃って、細かいポーズを次々決めていくところがかっこいいですね!
メロディーもしっかりついているのも特徴です。
歌詞の内容はこのようになっています。
サモアよ!
いざ戦場へ!
勇敢に戦え!
奮闘せよ!
サモアの獣(鳥)たちよ!
マヌ・サモア その使命が達成されることを願う
マヌ・サモア ここにあり
唯一無二のチーム
準備は完全に整った
我らの力は頂点に達した
道を開け はねのけろ
マヌは世界で唯一
マヌ・サモア
マヌ・サモア
サモアから猛威を振るう
マヌ!
「マヌ」とは「獣」のことで、サモア代表の愛称も「マヌ・サモア」です。
ネットでもかっこいいと話題になっていますね。
サモア代表のシバタウかっこいい…
— テシヲ【生物.鉄道.地理】 (@C0zala) September 26, 2023
対戦楽しみすぎる
サモアのシバタウ!カッコいい!!#ラグビーWC
— シムカヨ (@kayorine) September 22, 2023
サモア🇦🇸のシバタウがまた観れる❗️カッコイイんだよね💕あと両チームデカイんだよね〜たまりませんなぁ#ラグビーワールドカップ2023フランス大会
— 野良猫 (@noraneko_004007) September 22, 2023
ラグビーワールドカップ2023では日本と同グループなので、対戦が見られます。
2023年9月29日(金)4:00からです!
ニュージーランドの「ハカ」だけでなく、他の国にもウォークライがあります。
この記事では、サモアの「シバタウ(シヴァタウ)」について、「ハカ」との違いや特徴をお伝えしました。
日本にとっては敵ですが、試合前のシバタウは楽しみにしているファンも多いです。
日本は気迫に負けず、頑張ってもらいたいですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。