阪神のイトマサこと伊藤将司投手は、常に半袖ユニフォームで投げる姿が印象的です。
2023年は阪神が日本シリーズに進出し、第3戦に先発登板。
公式戦中とは違い10月末の秋風の吹く中でしたが、やはり半袖での登板ででした。
そこまで伊藤選手が半袖にこだわる理由は何なのでしょうか?
この記事で解説します!
阪神伊藤将司がいつも半袖ユニフォームの理由は?
2023年10月31日、日本シリーズ第3戦、阪神vsオリックス。
甲子園球場は、試合開始時は18.5度。例年よりは寒くないものの、20度を下回る気温な上、回を追うごとに当然気温は下がっていきます。
前日の取材ではこのように答えていた伊藤選手でしたが、本番もやはり半袖でした。
寒さが増してきたこの日も半袖で練習を行った虎の“元気印”は、明日の登板も半袖かの問いに「お楽しみで」。余裕の返しで報道陣の笑えるを誘うほど、心身の状態は万全だ。
引用:スポーツ報知
何と言っても、2021年10月18日の対広島戦でも、気温が16度まで下がった甲子園で半袖で勝利投手となった伊藤選手です。
ここまで半袖にこだわる理由が気になりますよね?
それについては、
「全然、冬でも半袖で投げられます。なんか半袖の方が投げやすいです」
と、投げやすいからというシンプルな理由でした。
千葉県の実家が雪印の牛乳販売店で今も毎日牛乳を2本飲んでいるそうで、それが寒さをものともしない健康体の源と言われています。
しかし、大切な腕を冷やしてしまって大丈夫でしょうか?少し心配になります。
実際に、関係者からもデメリットの指摘があるようです。
ピッチャーの半袖ユニフォームのデメリットは?
伊藤選手の半袖ユニフォームには、いくつかのデメリットが指摘されています。
ご紹介します。
体(腕)が冷えてしまう
こちらは、2022年シーズン開幕前、3月のオープン戦での指摘です。
やはり半袖で投げていて伊藤選手は打ち込まれてしまいました。
そして、現役時代は阪神→南海ホークスで活躍し、引退後も阪神のコーチや編成にいた重鎮、上田二朗さん(現サンスポ評論家)から、このように指摘されます。
なぜ、この寒い中で半袖なのか?
私の話しだが、若いころ、球場で半袖でウロウロしていたら、当時巨人の金田正一さんに頭をたたかれた。400勝投手から「コラッ、これからを背負う者が、もっと体を大切にしろ」と叱られたのだ。季節は真夏なのに。
こんな寒い日ぐらい、長袖で投げなさい。古い時代の人間の言葉かもしれませんが。
引用:サンスポ
これは、スポーツ選手全般に言える指摘でしょう。
筆者には親しいスプリンターが何人かいますが、彼らにとって大切なのは脚。やはり真夏でも短いソックスを履きません。
投手にとって腕は商売道具ですから、冷やさないほうがいいなと思いますね。
クセが見破られやすい
これは、2023年日本シリーズ第3戦でTBS系列で解説していた、阪神→オリックス投手だった能見篤史氏の指摘です。
「僕は基本は長袖。半袖はちょっとした腕の動きとか、結構クセっていうのか、出やすいので。バッターからも見やすいと言われたことがある」
と話してしました。
確かにストレートやカーブなど、投げる球種によって筋肉の動きは微妙に違ってくるので、見破られる可能性はありますね。
流れ落ちる汗で指がすべる
こちらも同じく、2023年日本シリーズ第3戦でTBS系列で解説していた、元巨人投手の槙原寛己氏の指摘です。
「デメリットとしてもうひとつは汗が流れ落ちてきて、指の間とかに入るとフォークが滑る」
これは、指摘されてなるほどですが、確かに投げているうちに汗が出てくると流れ落ちますね。
まとめ
この記事では、阪神の伊藤将司投手が、なぜいつも半袖なのかについてお伝えしました。
デメリットも色々指摘されていますが、伊藤選手は気にしていないようなので、これからも元気に半袖で投げ続けると思います!
確かに長袖だと何か腕がひっかかるような気もしますよね。
今後のますますの活躍を期待しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。