経産省の官僚をサクラ役にして架空の政治資金パーティーを開いていたことが発覚し、2023年12月14日付で辞表を提出した西村康稔前経産相。
前代未聞のカネ集めに批判が殺到しましたが、今回新たに、外遊先のホテルのコネクティングルームの隣室に、女性秘書官を泊まらせた疑惑が週刊文春で報道されました。
その「黒ビキニ秘書官」と言われる女性が、大山三愛(みつえ)さん。
一体、どんな方で、西村氏とはどんな関係なのでしょうか?
西村康稔前経産相と「黒ビキニ秘書官」大山三愛についての報道
明日発売の「週刊文春」。 pic.twitter.com/xjQxDM3Jbh
— 有田芳生 (@aritayoshifu) December 20, 2023
今回週刊文春で報道され問題になっているのは、APEC外遊(サンフランシスコ)で本来SPが泊まるはずのコネクティングルームの隣室に、大山秘書官が泊まっていたといたという疑惑です。
西村氏らが泊まったのは高級ホテル「ホテル・ニッコー・サンフランシスコ」。
本来は、コネクティングルームの隣室には、西村氏に何かあった時のためにSPが宿泊する予定でした。
ところが、
SPの代わりに大山氏が隣室に泊まるよう、西村氏が内々に指示したのです。
慌てたSPや秘書官は周囲に報告。もしもの事態が発生した場合、SPらの責任問題に発展するからです。こうして一行が知るところとなったのです。
引用:週刊文春電子版
このように、大山さんが泊まったというのです。
大山氏は「違います。全く別の部屋です」と否定していますが、西村氏が口止めしていたという話しもあり、真相はわかりません。
【画像】「黒ビキニ秘書官」大山三愛とは何者?
週刊文春の報道では、次の情報が得られました。
- 30代のシングルマザー
- 都内の高校出身
- アパレル業界の秘書経験あり
そもそも大山秘書官が問題になったのは、西村氏が辞任した12月14日頃、怪文書のようなハガキが複数の関係者に届いたことが発端だそうです。
「ここにある写真は西村経産大臣の大臣秘書官です。大山三愛(大山みつえ)西村経産大臣秘書は、●●(文中は実名)高校卒で……」
という書き出しで、大山さんの個人情報と、この写真が写っていたそうです。
それで「黒ビキニ秘書官」と呼ばれているわけですが、文春の電話取材に対し大山さん自身は、「ハガキに書かれた個人情報は事実ではない」と答えていますので、この写真が大山さんという確証は得られていません。
大山三愛秘書官と西村康稔前経産相との関係は?
大山さんは、2023年2月に西村氏の私設秘書になり、その年の7月には経済産業大臣秘書官に任命されています。
政治家の秘書経験は全くない中にもかかわらず大抜擢ですが、紹介した人がいたようです。
その人は、父親の代から西村氏の面倒を見ている大スポンサーとのことなので、断れなかったかもしれませんね。
しかし、やはり経験がないためか大山さんはミスが続き、事務所内から「辞めさせるべき」と声が上がったこともあるようです。
それでも西村氏はかわいがっていたと言われています。
「大山氏は西村氏とタメ口でイチャイチャと話し、西村氏の住む赤坂議員宿舎にもよく出入りしています」(前出・経産省関係者)
引用:週刊文春電子版
大山さんは西村氏を「お大尽」と呼び、
「お大尽は、給料のことも休みのことも、私が言えば何でも聞いてくれるの♡」
と言っていたと報道されています。
その上で、外遊先でコネクティングルームの隣室に泊まっていたとなると関係性を疑われるところですが、今のところ両者とも報道のような事実はなかったと否定しています。
ただ、怪文書のようなハガキを送られるということは、関係をよく思っていなかった人がいたということでしょうね。
まとめ
この記事では、「黒ビキニ秘書官」と言われる大山三愛さんと西村康稔前経産相との関係について、お伝えしました。
文春の報道では、コネクティングルームの隣室に泊まったということですが、両者は否定しているので事実かは不明です。
政治家の問題が後をたちませんが、しっかり活動してくれている政治家も多いと信じたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。