出雲駅伝ドーピング違反は誰でチームはどこ?結果から検証

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出雲駅伝
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学生3大駅伝と言えば、「出雲駅伝」「全日本駅伝」「箱根駅伝」

中でも出雲駅伝は開幕戦となり、そのシーズンを占う大会としても注目されます。

2023年10月9日に行われたその出雲駅伝に出場した選手がドーピング違反をし、所属チームが失格処分を受けるという報道がありました。

大学駅伝始まって以来の事態に、衝撃が広がっています。

この記事では、違反者や所属チームはどこなのかを含め、違反は故意だったのかうっかりだったのかについても検証していきます。

2024年2月15日、当該選手が公表されましたので最後に追記しています。

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目次

出雲駅伝ドーピング違反は誰でチームはどこ?公表されている内容

出雲駅伝

ドーピング違反については、スポーツ報知で報道されました。

当該校より下位だったチームは順位がひとつずつ繰り上がる。今月中にも正式発表される見込みだ。

引用:スポーツ報知

該当選手及び失格チームについては、まだ正式発表されていません。

現在わかっていることとしては、

当該選手は、出雲駅伝後に行われた全日本大学駅伝(昨年11月5日)や箱根駅伝(2、3日)などには出場していないため、出雲駅伝以外の大会の成績には影響が及ばない。

引用:スポーツ報知

当該選手は、全日本大学駅伝、箱根駅伝には出場していない。

ということです。

※注意 当該大学ではなく当該選手です。

おそらく、出雲駅伝で問題になり調査対象となったため、全日本と箱根は出場を見合わせたと思われます。

以下はわかっている情報内での検証となりますので、ご了承ください。

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出雲駅伝で誰がドーピング検査対象となったのか?

出雲駅伝については確認できていませんが、箱根駅伝の大会概要にはドーピングコントロールの要項があり、全員ではなく一部の選手が対象となっていることがわかります。

箱根駅伝ドーピングコントロール

出場選手全員に行うことは難しいので、成績上位チームや好タイムの選手を対象に抜き打ちで行っているようです。

出雲駅伝でも、上位チームや区間上位の選手がドーピング検査対象になった可能があります。

その中で、全日本と箱根に出場していない選手でしょうか?

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出雲駅伝結果・上位選手の全日本と箱根駅伝出場状況

では、出雲駅伝の区間上位選手の、全日本・箱根の出場有無を確認してみます。

出雲駅伝各区間1位選手

区間選手(大学)全日本箱根
1区篠原倖太朗(駒澤大学)
2区佐藤圭汰(駒澤大学)
黒田朝日(青山学院大学)
3区ヴィクター・キムタイ(城西大学)
4区山森龍暁(創価大学)
山内健登(青山学院大学)
5区吉田響(創価大学)
6区鈴木芽吹(駒澤大学)

区間1位の選手は、全員3大駅伝全てに出場しています。

出雲駅伝各区間2位選手

区間選手(大学)全日本箱根
1区Hugo Milner(アイビーリーグ選抜)
2区山口智規(早稲田大学)
3区リーキ・カミナ(創価大学)
4区伊藤蒼唯(駒澤大学)
5区安原太陽(駒澤大学)
6区湯浅仁(中央大学)
※2区・4区は1位が2名だったため3位選手

出雲駅伝区間上位選手については、このような結果になっています。

出雲駅伝上位チーム

1位 駒澤大学
2位 創価大学
3位 城西大学

前述の上位選手以外のこの3校の出場選手は、全日本か箱根かいずれかに出場しています。

ただ、あくまで上位選手とチームの結果ということで、ドーピング検査を受けた選手は不明です。

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ドーピングの規定

ドーピングについては、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の世界アンチ・ドーピング規程(CODE)によります。

大まかには、この表の通りですが、細かく禁止成分が決まっています。

ドーピング違反薬物成分
出典:東京都薬剤師会

ドーピングと言うと興奮剤やステロイドが思い浮かびますが、中長距離の場合、気管を広げて呼吸が楽になる成分や、血液ドーピングでの持久力アップなどの違反が国際的に散見されます。

喘息治療薬や花粉症の薬なども該当するので注意ですが、どうしても治療に使用したい場合は「TUE申請」をして認められれば可能。

それでも、市販の風邪薬や漢方に興奮薬の一種「エフェドリン」が入っている場合があるので、うっかり飲んでしまう「うっかりドーピング」というのも度々話題になります。

日本でも以前、プロ野球ソフトバンクのガトームソン選手が、育毛剤に入っていた禁止薬物フィナステリドにより「うっかりドーピング違反」になり話題になりました。

ガトームソン
ガトームソン選手

では、今回の出雲駅伝もうっかりなのでしょうか?

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出雲駅伝ドーピング違反は故意かうっかりか?

薬物違反イラスト

報道では、このように記載されています。

関係者の話を総合すると、出雲駅伝の終了後、ひとりの出場選手のドーピング疑惑が浮上その後、時間をかけて入念に調査を行い、違反が確定したという。

引用:スポーツ報知

「ドーピング疑惑が浮上」という言い方が気になります。

  • 抜き打ち検査で疑惑が浮上した
  • 噂になっていたか告発があった

どちらも考えられます。

後者の場合、意図的なドーピングでそれが噂になっていたということになり、その場合好タイムの選手でなくても検査対象になったと思います。

いずれにしても、故意でもうっかりでもドーピング違反には変わりません。

大学生ということで厳格に気にしていなかったかもしれませんが、アスリートは口に入れるものに対して神経質なくらい注意が必要ですので、今回の違反は残念です。

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追記(2024年2月15日)

日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が15日、創価大陸上部のリーキー・カミナ選手(3年)が、アンチ・ドーピング規則違反で2023年10月12日から3年間の資格停止処分となったと発表しました。

  • 23年9月の日本インカレでドーピング検査を受験。
  • 10月にカミナ選手の尿検体から禁止物質(ナンドロロン)が検出。
  • 10月6日に実施された出雲駅伝は通知前であったことから出場。

という経緯です。

■ナンドロロン

骨格筋を増強する作用があり、ドーピング剤としてスポーツ選手の使用が禁止されている。

これにより、出雲駅伝で2位だった創価大のチーム&個人記録は失効。

総合成績は城西大が2位、国学院大が3位に繰り上がりました。

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まとめ

この記事では、出雲駅伝で発覚したドーピング違反についてお伝えしました。

選手やチームは正式発表を待つことになりますが、今後の大学スポーツでのアンチ・ドーピング対応に、大きく影響すると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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